ブレント原油は月曜日に5%超上昇し、1バレル120ドルを突破した。米国債も急騰した。イランの無人機がアラブ首長国連邦(UAE)の主要な原油輸出拠点、フジャイラ石油産業ゾーンを攻撃したため。ここはホルムズ海峡以外で唯一の大規模輸出拠点。
UAE国防省はイランの巡航ミサイル4発のうち3発を迎撃し、4発目は海に落下した。ドバイ向け旅客機2便が迂回し、警報は首長国内で広がった。
10年米国債利回りは4.46%に上昇し、9か月ぶりの高水準。トレーダーはエネルギーコスト上昇によるインフレ圧力を織り込んだ動き。
債券市場では売りがあれば、債券価格は下落し利回りが上昇する。債券売りは利回り上昇のサイン。両者は同じ現象の別の表現。
フェドファンド先物は、米連邦準備理事会(FRB)が2027年12月まで利下げを行わないことを示唆。トレーダーは2027年3月までに利上げとなる確率を38%と予想する見通し。
通常、地政学リスクで債券は買われやすい。今回の動きは、持続的なインフレの脅威がより大きいと市場が見なしている表れ。
UAE国防省はイランから飛来した弾薬4発を探知したと説明。3発は領海上空で迎撃、1発は海へ落下したとされる。
フジャイラではインド人労働者3人が中程度の負傷を負った。週末には港の北でタンカーが被弾した。
ホルムズ海峡を迂回するこの拠点では4日間で3回目となる無人機攻撃後、積み出し作業が一部停止した。今回の攻撃で、4月8日に発効していた米・イラン間の停戦が崩れた。
フジャイラ拠点はUAEにとって、ホルムズ海峡以外で唯一の主要な原油輸出港。ここには海峡を迂回する専用パイプラインが敷設されている。


