新たなビットコイン(BTC)クジラのウォレットが木曜、バイナンスから約2億200万ドル相当の2500BTCを1時間で出金した。この大規模な移動は、スマートマネーの資金フローを監視するオンチェーンの追跡者の注目を集めた。
この出金と同時期に、著名アナリストらによる強気なテクニカルシグナルが相次いだ。中でも、ジョン・ボリンジャー氏によるポジションの変更や、マーケット・クワントが指摘した週次RSIの希少なリセットが挙げられる。
Lookonchainによれば、ウォレット「bc1qhx」には2250BTCと250BTCの2回の転送と小規模なテスト送金があった。この規模の取引所流出は、個人ではなく機関投資家による蓄積やセルフカストディの可能性が高い。
この出金は、ビットコイン取引所の準備金がさらなる減少を見せる局面で発生した。中央集権的な取引所で売り手の流動性が下がると、規制された投資家による恒常的な需要と重なり、価格の上昇圧力が強まる。
ビットコインはこの期間、およそ8万ドル付近で取引された。直近の下落から一部回復した形。Lookonchainの投稿への返信は積極的な声が多く、狼狽ではなく蓄積と評価するトレーダーが目立った。
ジョン・ボリンジャー氏はボリンジャーバンド指標の開発者。同氏の運営するTacticaトレンドプログラムはビットコインの強気転換を示し、フルで投資する判断を下した。このポジション変更は水曜、公に明かされた。
トレーダーのFinFreedom氏はX(旧Twitter)でこの動きを強調し、「指標の開発者自らが参入=逆張りの強気シグナル」と指摘した。
クオンツアナリストのFrank氏は、ビットコイン短期保有者のMVRVバンドが過熱ゾーンを上抜けたとデータで示した。これは2024年11月以来、初めての現象。
同氏によれば、バンドは価格とともに動くため、この動き自体が天井を示すものではないという。
同様に、マクロコメンテーターのBrett氏は週次RSIに注目。指標が30を下回り、その後50を上抜けたパターンはビットコイン史上過去4回しかない現象。
今回の複数シグナルが確定的な底入れを示すかは、なお不透明。次週の週足クローズでRSIクロスが維持されるかが試金石となる。
取引所からの流出が続けば、蓄積シナリオに拍車がかかる。クロスの維持に失敗した場合は、強気な見方が急速に転換する恐れもある。


