リップル元最高技術責任者(CTO)のデイビッド・シュワルツ氏は、ミームコインを投資対象として扱うことに違和感があると述べた。リップルのベテランである同氏は、XRP保有者からXRPレジャー上のFUZZYトークンへの賛同を求められたが、これを一蹴した。
シュワルツ氏はSNS「X」上で「JoelKatz」として知られている。週末にFUZZYを巡るやり取りの中でこの発言をした。同ミームコインは、2013年のXRPレジャー立ち上げ時にリップルがアクティベートしたウォレットに由来する。
この議論は、シュワルツ氏がFUZZYの技術的なトラストラインを開設したことが発端。同氏の行動を暗黙の承認サインと受け止めたコミュニティもあった。
このトークン名は、歴史的なFuzzybearウォレットにちなんでいる。このウォレットは、レジャー初期に1XRPを1BTCと交換した有名な取引で知られる。
シュワルツ氏はこうした解釈を否定。トラストラインの開設はネットワーク上のルーチン作業であり、特定プロジェクトへの信任表明ではないと説明した。同氏はFUZZYに直接関与しておらず、他の観察者と同程度の知識しかないとも述べた。
リップルのベテランである同氏はまた、プロジェクトにネガティブな要素が見当たらなくても、公の場での賛同を避ける理由を説明した。悪質な関係者を意図せず宣伝してしまうリスクがあるため、慎重にならざるを得ないという。同氏はまた、FUZZYそのものに否定的な見解を持っているわけではないと強調した。
同氏の発言は、XRPレジャー上のミームコイン市場が個人投資家から注目を集め続ける中で出た。ARMY、PHNIX、RIPPYなどのトークンが過去数か月で大幅な上昇を記録。First LedgerやMagneticなどのプラットフォームでも取引量が増加している。
他のユーザーも、ミームコインは本質的価値を持たず、より高い価格で買ってくれる新しい投資家への期待だけで取引されていると主張。シュワルツ氏も同意を示した。この種のトークンで本格的なポートフォリオ構築を目指すのは滑稽だと指摘。それでもミームコインはネット文化の中で一定の役割を果たしていると評価した。
この懐疑的な姿勢は、シュワルツ氏自身の資産形成への考え方や、リップル全体のスタンスとも重なる。同氏は、楽しむために作られたコミュニティトークンと、本格的な投資対象となる資産との間に明確な区別を設ける姿勢を示している。
本投稿にはXRP支持者から鋭い反応もあった。ミームコインの流動性がXRPと結びつくことで生態系全体の発展につながるという声もあった。一方で、同氏の慎重な立場を支持し、開発者に対して公的な賛同を強要しないようインフルエンサーに求める意見も寄せられた。

