Xの製品責任者であるニキータ・ビア氏が今週、Meta社員に向けた公開リクルートを展開した。同氏は、他社が提示する社内スナック費用をXが同等または上回ると約束した。
Metaのアンドリュー・ボスワースCTOは、社内会議にて従業員の士気がかつてないほど低い水準にあると認めた。2026年5月のレイオフで8000人が削減された。Metaはさらにおよそ7000人をAI部門に異動させ、その際、従業員側の意思はほとんど考慮されなかった。
ビア氏は、ウェブエンジニアやデータエンジニア、データサイエンティストの募集を告知した。同氏は「冷遇されている」と形容した従業員に直接メッセージを送った。
ビア氏の呼びかけは、Metaの危機対応を直接批判するものだった。給与よりもスナック費用に着目した。Metaが士気低下を受けて急遽拡充した福利厚生と同じ点に狙いを定めた格好である。XはMetaの水準を上回ると約束した。
社内フォーラムでは、Metaの企業文化を「死んでいて憂鬱」と表現する声もある。ただし、根本的な問題はオフィスの福利厚生ではない。3月に設立された「Applied AI」部門は、移籍対象者の意見をほぼ聞かずに、およそ6500人のエンジニアやプロダクトマネージャーを吸収した。一部従業員からは「労働キャンプ」と比較する声も上がった。
一方、予想市場Polymarketでの2026年のテック業界解雇確率は67%に達している。Metaの現状も要因の1つとみなされている。Metaのレイオフは1回の実施で全従業員のおよそ10%を削減した。
ビア氏はこれまでもMetaを巡る議論に積極的に発言してきた。以前には、内部告発を扱ったドキュメンタリーの予告編公開で逆風が吹いた際、マーク・ザッカーバーグ氏を擁護した経緯がある。Metaのリーダーシップや企業文化を巡る議論に公然と関与する姿勢が一貫している。
