4年続くビットコイン(BTC)取引モデルによれば、次の買い増し局面は2026年11月下旬に到来し、2028年4月の半減期のおよそ500日前となる。
Crypto Rover氏が共有したこのルールは、半減期の500日前に買い、500日後に売る――という考え方で、直近3回のビットコインサイクルの動きを的確に捉えている。
Crypto Rover氏のチャートでは、各半減期の500日前に緑の買いゾーンを、500日後に赤の売りゾーンを示す。2013年以降の各サイクルで同様の動きが繰り返されている。
売り側は過去の動きでも裏付けられている。ビットコインは2016年の半減期から約526日後、2020年の半減期からおよそ545日後に高値を付けた。
2024年のサイクルもパターン通りだった。ビットコインは2025年10月6日に12万6296ドルの高値を記録した。
この高値は、2024年4月の半減期から535日後にあたる。CoinGeckoのデータによれば、過去サイクルでは480日から550日の間にピークをつけてきた。
買い側もまた有効だった。2020年半減期の500日前は、2018年12月の3200ドル付近の底値と重なった。
2016年半減期前の買いゾーンも、2015年初頭の安値を捉えた。いずれも、センチメントが極端に悪化している局面で積み増しが始まっている。
次回半減期は、2028年4月13日頃、ブロック番号105万で到来見込みとしている。リアルタイムのカウントダウンでは、イベントまで約658日とされる。
このとき、ブロック報酬は3.125BTCから1.5625BTCに減額される。このタイミングが、モデルの両シグナルの基準となる。
500日前を逆算すると、買い増しのタイミングは2026年11月30日頃となる。現在から約5カ月後である。
売却の目安となる500日後は2029年8月下旬となる。ただし過去の高値はおよそ535日後が多く、2029年中盤から後半が売りゾーンとなる。
こうしたズレから、このルールは1日のみならず幅を持った期間で運用するのが有効であることを示す。2025年のシグナルをそう捉えたトレーダーも、結局過去最高値付近で売却できた。
ビットコインは執筆時点で6万2675ドル付近を推移し、過去24時間で0.8%上昇、時価総額は約1兆2600億ドル。2025年10月の最高値からは50%以上下落している。
こうした下落も過去のトレンド通り。ビットコインの弱気相場はサイクルを重ねるごとに下落幅が縮小し、86%、84%、78%、そして今回はおよそ50%減にとどまった。
下落幅が緩和された背景には、ETFや企業財務による安定した需要があるとの指摘が多い。また、いまでは全球的な流動性が、ブロック報酬以上に価格を動かしているという主張も出ている。
モデルにとってもこうした環境の変化は重要だ。2025年10月の高値形成は、急騰ではなく緩やかな上昇となり、従来のピーク指標(MVRVなど)はほぼ反応しなかった。
このモデルには明確な限界もある。過去3サイクルのみが根拠で、売りシグナルは毎回早めに点灯してきた。4年サイクルが5年周期に拡大しつつあるとの指摘もあり、これが現実となれば次の高値がさらに後ろ倒しとなる。
サイクルが遅延すれば、買いシグナルも後ろにズレる。半減期が2028年4月中旬以降にずれ込めば、500日前は2026年12月となる。モデルを注視するトレーダーは、2026年末をひとつの期間として捉えるだろう。
現時点では、このルールは単純な指針を提供するものだ。2026年11月の買いシグナルが再び底値を示すか、それとも初めてこのパターンが外れるのか――ビットコインの今後2年の動向を左右する。
