シンガポール、6月29日 — 労働者党(WP)党首プリタム・シンを失脚させようとする動きは、党幹部らが水面下で彼への支持を改めて表明したことで立ち消えとなり、昨日行われた党内選挙でプリタム・シンは無投票で再選された。
この一連の出来事は、ラエーサ・カーン事件で議会への虚偽発言により有罪判決を受けたことを理由にプリタムの辞任を求める請願書を不満を持つ幹部らが昨年末に回覧して以来、くすぶり続けていた党内の挑戦を事実上封じ込めた形となった、とシンガポールのニュースメディア『ストレーツ・タイムズ』が報じた。
「党は、合理的かつ責任ある行動をとり、シンガポール国民を誠実に代表することが自らの使命であると理解しています。
「そしてそれを続けていくためには、理性的で品格ある政党ならば当然そうすべきであるように、一致団結しなければならないと思います」とプリタムは語ったと伝えられた。
幹部会議の議長を務めたアルジュニード GRC 国会議員のジェラルド・ジアムは、プリタムが100人強の党内中枢メンバーから「超多数決を大きく上回る」支持を獲得したと述べ、議論は「活発かつ礼節ある」ものだったと表現した。
この会議は、2025年12月に25人の幹部がプリタムの指導力を問う書簡に署名してから数か月にわたる党内の不穏な状況を受けて開催されたもので、書簡の背景には議会委員会への虚偽発言による有罪判決も絡んでいる。
「私は、彼らも我々と同様に民主的プロセスを尊重していると確信していますし、その決定は幹部たちが下すべきと判断したものでした。
「請願書がありましたが、それは党としての進め方を示すものでもあり、心の内を語り、自分たちの価値観を共有することが重要だと思います。それが党のやったことです」とプリタムは語ったと伝えられた。
元WP党首のロー・ティアキアン氏は会議に先立ち公然とプリタムへの支持を表明し、党内から指導者への対抗馬が現れるのではないかという憶測を事実上打ち消した。
同紙によると、その後は現指導部の迅速な再確認が行われ、WP議長のシルビア・リムも12人のメンバーとともに中央執行委員会に返り咲き、そのほとんどが職を維持した。
観測筋の見方を引用して『ストレーツ・タイムズ』は、プリタムの法的な経歴が党に長い影を落とし続ける中でも、今回の結果は幹部らが内部刷新よりも安定を明確に優先したことを示していると報じた。
また一部のアナリストは、2025年総選挙でWPが史上最高の結果を収めたことを含むプリタムの選挙実績が、彼の地位を強化する重要な要因だったと述べたと伝えた。
しかし党は、今年初めに高等裁判所がプリタムの有罪判決を支持し、彼が野党指導者の地位を失ったことを受け、説明責任のプロセスをめぐる問いに今も引き続き直面している。
