イーサリアム(Ethereum/ETH)トレジャリー企業としては世界最大規模を誇るBitmine(ビットマイン)が保有ETHのうち約2億1,900万ドル相当を入金してテーキングを開始した。
Bitmineは、イーサリアムのPoS(プルーフ・オブ・ステーク)プロトコルに約2億1,900万ドル相当の74,880ETHを入金し、同社初のステーキングを実施した。これは、同社が保有する406万6,000ETHからの利回り獲得を目指す中での措置で、EmberCNのモニタリングによると、この入金は12月27日(土曜日)に行われた。
同社は最近のETH購入により、現在400万ETH以上を保有しており、ETHが3,000ドルを超える取引で利益を回復。同社はイーサリアム総供給量の5%を保有する予定で、ステーキングにより多額の年間収益を生み出すことが期待されている。
Arkhamによると、Bitmineにリンクされた複数のウォレットが、日曜日に「BatchDeposit」と呼ばれる契約に大量のETH(約74,880ETH)を入金したとのこと。しかし、同社は市場最大級のETH保有量を誇るにもかかわらず、これまで保有ETHをステーキングしたことはなかった。最近、保有ETH数が400万ETHに達し、過去1週間で1トークンあたり平均2,991ドルで約10万ETHを購入。週末にETHが3,000ドルを超えたことで、保有ETHは利益を計上した事でステーキングに踏み切ったとみられる。
Bitmineがステーキングを決定したことは、同社がイーサリアムを積極的に取引するのではなく、長期的に保有していくことを示唆している。
ステーキングされたETHは出金可能だが、ネットワーク状況に応じて変化する待機期間が必要で、このロックアップ期間のため、迅速な換金が必要となる可能性のある資産にステーキングは適していない。同社は406万6,000ETH、現在価格で約119億ドル(約1.8兆円)相当のイーサリアムを保有しており、完全なステーキングが実現すれば、年間12万6,000ETH以上の受動的な収入を生み出すことになる。
Fundstrat『Tom Lee’s 2026 Crypto Prediction(日本語訳:トム・リーの2026年仮想通貨予測)』より動画引用
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同社のトム・リー(Tom Lee)会長はCNBCに対し、イーサリアムは2026年初頭に7,000ドルから9,000ドルに達する可能性があり、仮想通貨の見通しは今後5~10年は依然として非常に良好だと述べたうえで、次のように語っている。
リー会長は、トークン化こそがイーサリアムの主要な成長原動力だと指摘。イーサリアムが従来の決済手段と競合するにつれて、トークン価格は2万ドルに達する可能性があると予測した。
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