この記事の要点
仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者であるアーサー・ヘイズ氏は2026年2月9日、マルチコイン・キャピタル共同創業者のカイル・サマニ氏に対し、Hyperliquidのネイティブトークン「HYPE」の価格パフォーマンスを巡る賭けを提案しました。
賭けの対象は、HYPEのパフォーマンスがCoinGecko上で時価総額10億ドル(約1,570億円)超のアルトコインを上回るかどうかで、比較期間は2月10日から7月31日までと設定されています。
条件として、敗者は勝者指定の慈善団体に10万ドルを寄付することになっており、金銭的利益を目的としない公開のやり取りとして市場関係者の注目を集めています。
ハイパーリキッドとは
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ヘイズ氏は自身のX(旧Twitter)への投稿で、サマニ氏がHyperliquidに対して批判的な意見を述べたことを受け、HYPEの成長性に対する見解を示した上で、今回の賭けを提案しました。
サマニ氏はHyperliquidのコードが閉鎖的な点や、プロジェクト設計に問題があるとの批判を展開していましたが、ヘイズ氏はこれに応じる形で賭けを通じた議論の場を提示しました。
賭けの条件とされた「時価総額10億ドル以上のアルトコイン」は、CoinGeckoの時価総額ランキングをもとに、一定以上の市場規模を持つアルトコインを対象としています。
この設定は、単なる短期の価格変動ではなく、一定水準以上のプロジェクトと比較することでHYPEの競争力を測る意図に基づくものとみられています。
Hyperliquidは分散型デリバティブ取引所としての取引高や利用者基盤を背景に注目されてきましたが、市場全体の取引環境や各国規制の動向に影響を受けやすい点もあり、その評価を巡る議論が投資家層の間で活発になっています。
こうした中、Hyperliquidを巡る議論が表面化したことで、関連トークンであるHYPEの市場状況にも注目が集まっています。
HYPEはCoinGeckoの時価総額ランキング15位に位置しており、分散型デリバティブ市場における存在感が高まっています。
一方で、アンロックによる供給圧や価格変動などのリスク要因も指摘されています。
今回の賭けは記事執筆時点ではまだ成立しておらず、サマニ氏の受諾の可否が今後の焦点です。
比較期間中には、Hyperliquidの技術開発進捗やプロトコルのアップデートが、HYPEの評価にどのような影響を与えるかが論点となります。
プロジェクトの基盤インフラやオープンソース化、取引量の増加といった要素は、賭け結果を判断する材料の一つになります。
著名投資家同士の公開のやり取りが、慈善寄付条件付きのパフォーマンス比較に発展した点は、DeFi(分散型金融)やアルトコインを巡る議論が市場で顕在化していることを示しています。
今後は、賭け条件の最終確定に加え、比較期間中にHYPEおよび関連アルトコインが示す反応が重要なポイントとなります。
これらの動きが、分散型金融市場におけるプロジェクト評価の基準や投資家心理にどのような変化をもたらすかが注目されます。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=156.92 円)
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Source:アーサー・ヘイズ氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像
