ビットコイン
BTCは11日、7万ドル付近で膠着状態を続け、かろうじて陽線を確定し、12日執筆時点も同価格帯でのもみ合いを継続している状況だ。そんな中、オンチェーンデータからは長期的な相場転換を示す兆候も見え始めている。
暗号資産(仮想通貨)アナリストのCrypFlow氏は12日、自身のXにて「ビットコイン12日MACDのゴールデンクロスが、今後の展開を大きく左右する」との見解を示した。
このシグナルは長期的な相場転換を示すとされており、実際、過去のサイクルでも、重要な転換点と重なることが多かった。
2015年の弱気相場では、このMACDクロスが出現した時点ですでにサイクルの底は形成されていた。同様に2019年、2022年のサイクルでも、このシグナルが点灯した時にはすでに底打ちが完了しており、その後は上昇トレンドへ移行している。また、このクロスが出た後、ビットコインが安値をさらに更新したケースはこれまで一度もない。
つまり歴史的には、このシグナルが出現した時点で弱気相場はすでに終わっている可能性が高く、その後の強気サイクルに向けた蓄積の好機となってきた。
もし今回のサイクルでも同じパターンが繰り返されるなら、このMACDクロスが再び現れるタイミングが次の大きな転換点となる可能性がある。CrypFlow氏は「2026年のどこかでこのシグナルは点灯するだろう」と締めくくった。
オンチェーン分析プラットフォームのアルファエクストラクトは12日、公式Xにて「現在の反発は短期的なものではなく、大きなトレンド転換の初期段階にある可能性が高い」との見解を示した。
アルファエクストラクトが着目したのは、独自指標の一つで、ビットコインの長期的な平均回帰を測るBTC/GLIコンポジット指数だ。この指標は市場の極端な状態を検出する目的で設計されており、特に売られ過ぎの局面を示すシグナルは非常に稀である。
一般的に、この指数は単なる短期的な反発ポイントではなく、市場が反転の基盤を形成し始める可能性のある価格帯を示唆する傾向が強い。そのため、シグナルが点灯した場合は、トレンド転換の初期段階に入る可能性を示す重要な兆候として扱われる。
今年1月31日、このBTC/GLIコンポジット指数が歴史的に売られ過ぎと重なる領域に初めて到達した。過去のデータと照らし合わせると、この水準は価格が大きく下落した後に市場が反転の準備を始めるタイミングと一致することが多い。
以上の理由から、直近の価格上昇は単なる短期的な反発ではなく、より大きな上昇局面、あるいは市場全体のトレンド転換の初期段階に入っている可能性を示唆していると、アルファエクストラクトは結論づけた。
ビットコインは、7万ドル付近にあるレジスタンスに阻まれ、上値の重さが続いているが、長期的にはトレンド転換がすでに始まっている可能性もあるため、短期的な下落が優位性の高いエントリーポイントになるかもしれない。
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