Xが主要なキャッシュタグ機能を刷新、投稿内に株価のライブチャートとリアルタイム価格を直接埋め込みへ
この変更は、Xのプロダクト責任者であるニキータ・ビア氏による投稿で明らかになった。同氏はキャッシュタグ「$TSLA」を投稿内でライブチャート付きで紹介した。
刷新されたキャッシュタグは、テスラ(TSLA)などの株式について、現在値、日中の変動率、インタラクティブなチャートを表示する。ユーザーはアプリを切り替えずに価格動向を把握できる。データは投稿と連動してリアルタイムで更新される。
ビア氏の発表には、すでにXで市場コメントを行うトレーダーたちから大きな関心が寄せられた。活発な反応は、キャッシュタグ機能が株式と暗号資産双方に拡大しつつある中、Xの金融サービス強化への期待が高まっていることを示す。
以前の導入時には、最初の48時間で推定10億ドルの取引が発生した。埋め込み市場データが注目を実際の取引に転換する傾向がみられる。
あるトレーダーは発表に対し、年初来(YTD)チャートの追加を要望した。ビア氏は2語で回答した。
このやり取りから、チャート機能の継続的な拡充が進められていることがわかる。年初来表示は多くの専用取引プラットフォームでは標準機能となっており、アプリを離れずベンチマークとの比較を可能にする。
キャッシュタグの刷新は、SNSのタイムラインを取引の場とする戦略の一環である。Xはすでにタイムライン内での取引や、スマートキャッシュタグ連動の暗号資産取引端末の提供を試験してきた。
こうした動きは、マスク氏が掲げる「スーパーアプリ」構想とも軌を一にする。XではすでにXChatや、ビザと連携したX Moneyウォレットの構想がある。
投稿内のライブチャート搭載は、ロビンフッドやトレーディングビューなどの専用アプリに近づく動き。これら専用サービスでは価格の確認とコミュニケーションが別ウィンドウだが、Xはソーシャルの動きで実際の資金移動を促す手法を模索している。
今後注目されるのは、YTD機能がどれだけ早く導入されるかだ。米国株以外に暗号資産ティッカーへの対応範囲も関心を集める。

