暗号資産弁護士のガブリエル・シャピロ氏は、アンソロピックによる5月11日の株式規制強化が大規模な訴訟を引き起こす可能性があると警告した。AI企業であるアンソロピックは、Forge、Hiive、その他同様のプラットフォーム上の全てのセカンダリー取引を無効と宣言した。
同氏の警告は、アンソロピックがAmazon Web Services(AWS)内でClaude Platformを稼働開始し、エンタープライズ向けに自社APIへの直接アクセスを提供した当日になされた。
アンソロピックは会社定款に定める移転制限規定により、取締役会の明示的な承認なしに行われたあらゆる株式の動きを無効とした。この方針は、受益権、フォワード契約、特別目的事業体、トークン化証券を含む。
同社のブロックリストには、Open Door Partners、Unicorns Exchange、Pachamama、Lionheart Ventures、Sydecar、Upmarket、さらにForgeおよびHiiveで新たに提供される案件が明記されている。名目上の買い手は株主としての権利を付与されない。
シャピロ氏(暗号資産法務MetaLeX創業者)は、今回の文言を「アンソロピックが取り得る最も強硬な立場」と指摘した。出典
株式移転を「無効」と宣言したことで、デラウェア州会社法に基づく後続買い手の衡平法上の防御策の大半が封じられた。
同氏は、当初の売り手が現金と株式の双方を保持し、後続買い手が元の売り手に対して救済を求めて追及する可能性を指摘した。
今回の表現はまた、セカンダリー買い手全体が一度にキャップテーブルから消える可能性についても疑問を投げかけている。
セカンダリープラットフォーム上では、アンソロピックは従業員向け最近の入札を基準とする約3500億ドルを大幅に上回る企業評価が示されていた。これが間接的な投資手段への需要を後押ししたが、現在、同社はこれらをすべて無効とみなしている。出典
AWSでの一般提供は数時間後に開始された。エンタープライズ顧客はAWS Identity and Access Managementで認証し、請求を一元化し、個別契約なしでAnthropicの全APIにアクセスできる。
今回のローンチは、今春に締結された10年で最大5ギガワット分のTrainiumコンピュート契約および、50億ドル超の新規Amazon投資に続く一手。アンソロピックは最近、OpenAIやSpaceXとともに上場前企業の時価総額1兆ドルクラブに名を連ねた。
今回の2つの動きは表面的には対照的だが、根底にある論理は同じ。アンソロピックは自社エクイティの保有者を厳格に管理しつつ、自社生成AIモデルの利用者拡大を狙う戦略。


