東証スタンダード市場に上場する株式会社クシム(2345)は12月24日、2026年1月30日開催予定の定時株主総会において、新たな取締役6名の選任を提案すると発表した。同社は同日、2026年2月2日付で商号を「株式会社H […]東証スタンダード市場に上場する株式会社クシム(2345)は12月24日、2026年1月30日開催予定の定時株主総会において、新たな取締役6名の選任を提案すると発表した。同社は同日、2026年2月2日付で商号を「株式会社H […]

クシム、「HODL1」に社名変更で新体制──イーサリアムDAT企業No.1を目指す

東証スタンダード市場に上場する株式会社クシム(2345)は12月24日、2026年1月30日開催予定の定時株主総会において、新たな取締役6名の選任を提案すると発表した。同社は同日、2026年2月2日付で商号を「株式会社HODL1(ホドルワン)」に変更することも併せて発表している。

Web3・暗号資産トレジャリー企業への転換を明確化

クシムは今回の商号変更について「2025年の経営体制変更を踏まえ、Web3・暗号資産トレジャリー事業を中核とする企業への転換を明確にするとともに、新たな企業ブランドの確立を図るため」と説明した。新社名の「HODL1」は、暗号資産投資において長期保有を是とする戦略を指すネットスラング「HODL」と、No.1を目指す姿勢を表す「1」を組み合わせたもので、同社の証券コード「2345」とも連なる形となっている。同社はイーサリアムを財務資産として保有する「ETH DAT(Digital Asset Treasury)」企業のNo.1を目指す姿勢を明確にしている。

新経営体制では、田原弘貴氏(28)が代表取締役社長として引き続き経営を統括する。田原氏は東京大学在学中に中小企業診断士を取得し、2019年にWeb3コンサルティング企業チューリンガムを共同創業。2025年5月に代表取締役社長に就任して以降、同社のWeb3・暗号資産トレジャリー企業への転換を加速させてきた。

取締役CSO(最高戦略責任者)には田中遼氏、COO(最高執行責任者)には大島卓也氏、CTO(最高技術責任者)には伊藤光佑氏、CFO(最高財務責任者)には竹中大介氏がそれぞれ就任予定だ。田中氏、大島氏、伊藤氏の3名は、チューリンガムや暗号資産取引所「Zaif」での実務経験を持つ暗号資産・Web3分野の専門家である。

社外取締役には、株式会社ナナメウエ代表取締役CEOの石濱嵩博氏が就任する。石濱氏は日本最大級の匿名SNS「Yay!」(累計500万ダウンロード)を運営し、2022年にWeb3化を発表。bitFlyerとIEO実施に向けた契約を締結するなど、SocialFi分野で実績を持つ。独立した立場から経営を監督し、トークノミクス設計の知見をクシム(HODL1)のETH DAT戦略に活かす見込みだ。

今回の新経営体制は、全6名の取締役候補のうち5名が暗号資産・Web3分野の専門家という構成により、ETH DAT企業No.1を目指す戦略を推進する体制といえる。

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