ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油は火曜日に1バレル80ドルを下回った。これは4カ月ぶりのことで、米国とイランの枠組み合意への期待が世界の原油供給懸念を和らげたことが背景。
エネルギー価格の下落は市場全体のリスク志向を変化させている。ビットコイン(BTC)は6万6650ドル近辺で推移。大手銀行の1行は、原油安によって新たな暗号資産の上昇トレンドの裏付けが強まると指摘する。
WTIは火曜日に78ドル前後で推移し、前日比4%超下落となった。2026年初頭のイラン紛争が最高潮に達した際には、一時100ドルを上回っていた。ビットコインも同期間には、イランがホルムズ海峡の封鎖を示唆した局面で10万ドル未満まで下落した。
現在トレーダーは、世界の石油消費の約20%が通過する chokepoint であるホルムズ海峡の再開を織り込み始めている。EIAによると、同海峡は世界の重要な石油輸送の要所となっている。
枠組み合意がまとまれば、イラン産の輸出再開が可能となり、供給逼迫が緩和される見通し。
エネルギーコストの低下はインフレ圧力も軽減する。これにより米連邦準備制度理事会(FRB)は利下げ余地を拡大し、利下げ観測が強まる。暗号資産などリスク資産にとっては追い風となりやすい。
スタンダードチャータードのデジタル資産調査責任者でBeInCryptoエキスパート評議会メンバーのジェフリー・ケンドリック氏は、強気転換前に確認したいと考えていた「3つのシグナル」がすべて表れたと説明する。
同氏は直近のビットコイン価格分析で、これらサインに言及していた。
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ケンドリック氏は以下3つの動きを挙げた。
ケンドリック氏によれば、ビットコインが5月初旬につけた8万3000ドル近辺を上抜けるかどうかが次の重要確認となる。
同氏の年終目標は10万ドル。
ビットコインは依然10月の過去最高値12万6000ドルを大きく下回る水準。最近の値動きでは「高値切り下げ」論も浮上する。
5月初旬の8万3000ドル台を上抜ければ、ローテーション仮説の次の試金石となる。
このローテーションが続くかどうかは、米国とイランの平和合意が正式署名までこぎ着けるかにかかる。


